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ワキガの一時的な治療法


■ワキガ治療のための五つのポイント
ワキガ治療にあたっては、次の5項目を目標におく必要があります。





①アポクリン汗を出さないようにする
②エクリン汗を減少させる
③皮脂腺の皮脂を出さないようにする
④皮膚表面の細菌の繁殖を防ぐ
⑤脱毛する
これらすべてが満たされてはじめて、完全な治療法と呼ぶ事ができるのです。
しかし、ワキガ臭がそれほど強くない場合には、これら全てを満たさなくても、
一時的にニオイを減らす事は可能です。
たとえば、脱毛だけでもそれなりの効果が得られる場合があります。
ここでは一時的な治療法を紹介しましょう。

■局所的薬物療法
わきのニオイを抑える一番簡単な方法は、
わきの下の皮膚に軟骨やスプレーを塗布することでしょう。
この場合使われるのは、
わきの皮膚を収縮させて発汗を抑える制汗剤と、
細菌の繁殖を抑える殺菌剤の2つに大別できます。

ただし、最近はさまざまな制汗剤や脱臭化粧品が市販されていますが、
それらはもともと一時的な効果を期待して作られたもので、
長い間使うためのものではありません。



そのため、長い間使っていると、薬剤性皮膚炎などを起こすおそれも出てきます。また、市販の制汗スプレー類は、軽症のワキガに人には一時的な効果があるかもしれませんが、
明らかにワキガ体質の人が使うと、ワキガ臭とスプレーのニオイが混ざって、
いっそう不快なニオイが発生し、逆効果になってしまうことが少なくありません。

制汗スプレーなどは、あくまで一時的に使うものと心得ましょう。

■脱毛方から考案された電気凝固法
もともとは美容法の一環としての脱毛の方法が、ワキガ治療に使われているものもあります。
これは、細い電極針をわき毛の一本一本に刺し、
口臭は電流を通して毛根組織を熱で凝固させる方法です。
もともとは脱毛法として考案されましたが、
皮脂腺やアポクリン腺も同時に凝固して破壊するので、
ワキガ臭に対しても一時的な効果があります。

一時的というのは、ワキガの原因となるアポクリン腺を取り除くわけではないからです。

しかし、絶縁針を使った新しい方法が開発され、皮下約5cmまで深く刺入できるようになってからは、
通電時間の延長や電圧アップによってアポクリン腺に対する凝固効果が上がり、
ワキガ治療法としての有効度を高めています。
軽度のワキガで、手術をしてまでも直したいとは思っていないという人や、
永久脱毛もできるなら一石二鳥、という人には、この電気凝固法が適しているでしょう。
一時的にせよ、完全とはいえないまでも、ある程度、
わきの汗とニオイを抑えたいという人には、ボトックスの注射も効果的です。
ボトックスとは、ボツリヌス菌の毒素を無毒化したものです。
顔のしわ取りに応用されていますが、多汗症の治療にも使えます。
ボトックスをわきの皮下に局所注入すると、汗が6~7割程度は減り、その結果ニオイも抑えられます。
効果の持続期間は約半年と一時的な治療になりますが、安全性も確認されていますし、
汗とニオイの両方が気になるという人には、治療法の一つとして選択の価値はあるでしょう。