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直視下手術法


次に紹介する手術法は、医師が直接、
手術対象の部位を見ながら、自分の手で行う直視下手術法です。
直視下手術法は「剪除法」が主な方法で、皮膚をそのまま残して皮下組織だけを除去する方法です。




切開した皮膚を裏返し、クーパーと呼ばれるハサミ状の器具でアポクリン腺と皮脂腺をかきとります。
術後に「タイオーバー法」という皮膚の固定を行って、
切開部分の自然な癒着を促した点が画期的でした。
現在も多くの病院で行われていますが、アポクリン腺を一つずつ確認せずひと塊にして切り取るため、
まばらに残存することが問題点として報告されています。





■直視下剥離法の六つの改善点
「直視下剥離法」とは、アポクリン腺の摘出法や切開部位、
切開範囲などに技術的な改良を加えた、最新の直視下手術法です。
この方法では、アポクリン腺を「かき取る」のではなく、
皮膚と脂肪層とアポクリン酸を丁寧にはがしていきます。
これにより汗腺の摘出が比較的スムーズになり、
出血も最小限に抑えられる事になりました。
また、切開部位の解消によってアポクリン腺の取り残しをなくした上、
術後の傷跡もわきのシワにまぎれ目立ちません。
切開範囲も、患者さん一人一人の皮膚のノビに合わせて変えれるので、
皮膚の伸びやすい人や痩せ型の人は切開範囲が狭くなります
しかし、この手術法にも問題点はあります。
ひとつは、手術の所要時間が最低でも一時間かかることでしょう。それでもこれはアポクリン腺を丁寧に剥離していくため、
また術後の経過を良好にするためには絶対不可欠なのです。
また、切開口がやや大きくなることです。
術後6ヶ月もすればほとんど目立たなくなりますが、
傷跡が気になる人は、術前に相談しておいたほうがいいでしょう。